株式会社トーヨーフィジカル 【役割取得検査】

子ども一人ひとりについてどの程度、どの様な役割取得が できるかを知った上で、授業に臨んだり、授業設計をすることが大切です。
それはよりよい授業を生み、子供一人ひとりの役割取得能力を育てることになるのです。

このように、役割取得の個人差を知ることは、
道徳授業の設計と改善、
授業効果の測定、
道徳性の育成に役立てることができるのです。
 
役割取得検査とは…
 相手の身になって考え、相手の気持ちや立場を正しく捉えながら、行動でき ることは子どもの社会でも大人の社会でもきわめて大切なことです。小説や芝 居の主人公の生き方や心情に共感できたり、相手の心の中に思いやりを感じ ることができるのは、他者の心の状態をよく知ればこそです。  このように、相手の立場に立って、心情を推し量り、それらを対人交渉に生か す能力のことを役割取得能力と言います。役割取得能力は発達します。道徳 や国語、 社会の授業では登場人物の心情を共感的に理解できている程度が 学習の内容と強く関わってきます。ですから、役割取得能力の個人差を授業に 生かしたり、役割取得能力を育てていくことが大切になります。  この検査は役割取得の能力を測る検査です。それは自分と相手の考えや見 えに違いがあることに気づいている段階から、その違いを認めた上で、相手の 視点に立って、自分の視点を「統合」できる段階、更にいろいろな人の異なる視 点と自分の視点とを全体として「統合」できる段階まで測ることができます。